改正ギャンブル依存症対策基本法の成立について

行政書士の佐藤昭一です。今回は18日に成立した改正ギャンブル依存症対策基本法について、わかる範囲内でお話しさせていただきます。短い内容となりますが、ご了承ください。主な内容は以下のとおりです。

◯主な内容 

①改正の狙い

・警察として、従来の賭博罪での取り締まりに加え、インターネットで利用を誘導する発信を禁止し、アクセスの抑止を図ることを狙いとする。

②主な内容

・オンラインカジノを紹介するウェブサイト「リーチサイト」やSNSでの情報発信を禁止し、違法情報と規定する。

・管理するプロバイダーやSNS事業者に削除を促す。

・オンラインカジノサイトの開設を禁止する。

③日本政府の動き

・日本向けにオンラインカジノサービスを提供するライセンスを発行しているオランダ領キュラソーなど8カ国や地域の政府に対して日本からの接続を禁止するよう協力を要請中。

◯最後に 

ギャンブル依存症は国内で大きな社会問題となっています。最近では、国内から海外にアクセスしてオンラインカジノを利用したスポーツ選手や芸能人が書類送検される事件が報道されています。スマホやパソコンで気軽に利用できることが違法性の認識を薄くさせていることが原因の1つと考えられます。

ギャンブルは一度ハマるとなかなか抜け出せなくなり、最悪の場合依存症にまで発展し、社会生活に暗い影を落とすことになります。あくまで娯楽として程々に楽しむ気持ちが大事だと思います。ちなみに私は宝くじやtotoへ気が向いた時に少額投資する程度です。(笑)

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