行政書士の佐藤昭一です。今年は、5年に1回の国勢調査が10月1日に実施されます。前回は令和2年に実施しています。この調査は日本に住む全ての人が対象になります。「国勢調査なんて知っているよ」とおっしゃる方もいるとは思いますが、改めてこの調査の目的や活用の仕方についてお話しさせていただきます。
◯対象者
・日本に住むすべての人と世帯(外国人を含みます。)
◯実施時期
・令和7年10月1日
◯目的
・国内の人口や世帯の実態を把握し、各種行政施策やその他の基礎資料を得ることを目的とする。
◯実施頻度
・5年に1回実施されます。次回は令和12年に実施されます。
◯法的根拠
・統計法に基づきます。
◯罰則
・回答を拒否したり、虚偽の回答をした場合には50万円以下の罰金に処されることがあります。十分に注意してください。
◯今回の調査の特徴
①配布される書類に記載されたQRコードを読み込んで簡単に回答できるようになります。
②調査員が各世帯を訪問し調査書類を配布する時期は9月下旬くらいになると思います。調査員は必ず身分証を携帯しているはずです。
◯調査結果の利用について
・国や地方公共団体の行政施策、民間企業や研究機関、各種統計調査、人口重心の算出、衆議院小選挙区画定などが挙げられます。
・国勢調査の結果は、総務省統計局のホームページで公開されます。現在は、前回調査した令和2年のデータが公開されています。
◯最後に
近年国勢調査の調査票の回収率が低下傾向にあり、総務省として調査への協力を呼びかけています。イメージキャラクターとしてマツケンサンバで有名な松平健氏や俳優の川口春奈氏を起用するなど広報にかなり力を入れています。国勢調査は、国と地方公共団体の行政施策を行ううえで、大切な基礎データになります。面倒だと思わずにしっかり協力しましょう‼️